フリーター・ニートのための就職支援講座

フリーターとニートは同じこと?

 

フリーターと同じく「ニート」という言葉も最近になってよく聞くようになりました。

これらはニュース、新聞でセットになって登場することが多いように思います。

 

フリーターとニートについてよくご存知でない方は、フリーターとニートを"同じもの"として混同しているかも知れません。パートとアルバイトのように、フリーターとニートを同じものとしている方もいるかも知れませんが、フリーターとニートにははっきりとした違いがあります。

 

 

フリーターはニートとは違って、定職に就いてはいませんが、アルバイトで生計を立てている人のことを言います。一応は働いている状態ですね。

 

これに対してニートは、働きもせず、就学もせず、職業訓練のいずれもしていない人のことを指します。

ニートの語源は、NEET(Not in Employment, Education or Training)からきており、英国で名づけられました。

 

フリーターとニートには決定的な違いがあることが分かります。

分かりやすく言えば、労働というものに参加しているか、していないかということです。

 

しかし、このフリーターとニートの境界線を厳密にすることは難しいとされています。フリーターになろうと考えている現在無職の人などは自分はどちらに分類されるのか疑問になるからです。

 

労働の意思があるから本人はニートではないと思うかもしれませんが、周りの人から見ればいま労働していないのでニートに扱われるのかもしれません。

 

また年齢層によっても分けられたりします。

ニートには比較的若者に多いので、フリーターとニートの違いは年齢層による区別ができるといえます。

 

 

いずれにしても、フリーター、ニート人口が増えると医療面、税収面などで大きな問題が発生する可能性があり、これらについて国の対策が急務となっていることには違いありません。